テヌータ・カレッタは1467年に設立されました。カレッタの名前はケルト語のCAR(石)に由来し、敷地内の丘に大きな石膏があることから名付けられました。中世より長きに亘り貴族によって所有されていましたが、1985年にイタリア・アルバの最大手繊維メーカーであるミローリオ家が買収、経営に参画しています。
2014年にユネスコ世界遺産に指定されたランゲ・ロエロ地区とモンフェッラート地区に65ha、バローロ村の中でも銘醸地として名高い区画カンヌービの丘に2.6haの畑を所有しています。ロエロは堆積岩で地表は柔らかく、水はけの良い土地です。ワイン愛好家を魅了するエレガントで繊細なその味わいは銘醸地のぶどう畑から生まれることを実感させてくれます。
中世より領主にぶどうを納めていた歴史からもわかる通り、栽培されたぶどうは非常に優れた品質を誇ります。自社畑のぶどうのみでワインを醸造し、ワインは息をしている食物であるというポリシーを守り続けています。
エレガントで繊細な味わいが評価され、現在、年間生産数量が約480万本(750ml換算)を超えて伸長を続けています。
ロエロ地区のシンボルであるアルネイス種のポテンシャルを最大限に引き出しました。食前、食中、食後その全てに、そして肉・魚等料理を問わずマリアージュを楽しめるワインです。
ワインメーカー ドナート・ラナティ
ぶどう栽培と醸造についての研究を重ね、シエナより任命され「イタリアワインの女王」と称されるブルネロ・ディ・モンタルチーノの調査に関わるなど、彼の専門性が評価され、著名なワイン技術コンサルタントとなりました。その経験の中で、ワイン造りへの情熱が高まり、ワインメーカーとして最高品質のバローロ造りを目指しています。