―――――――― 最新記事一覧 ――――――――
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2018.01.30
甘口のカレーさえ好まないうちの娘とは対照的に、辛いものは嫌いではない。仕事上あまり刺激の強い食べ物は控えたほうがよいのだけれど、食べたいものを無理して食べないのは体に悪い。 それでキムチである。ここのところ、秋の天候不順の影響で白菜の高値が続いている。近所のスーパーだと４分の１で200円くらいするらしい。毎年この時分、週末の夕飯は鍋がお決まりの我が家なのに、白菜の高騰で鍋ができずに困っている。ところが、韓国からの輸入物のせいか、生産時期の問題かはしらないが、キムチの値段は変わらない。鍋ネタの白菜のようにばくばく食べるわけにはいかないものの、白菜不足をキムチで補うわけだ...
2018.01.26
チェコ第２の都市ブルノのレストラン「パヴィロン」でのペアリング・ディナー、４杯目のワインはヴィナストゥヴィ・ハームというワイナリーの「フランコフカ2008」。フランコフカはドイツでブラウフレンキッシュとして知られている赤ワイン用品種です。ソムリエ氏の計らいで、このワインは、同一品種で５年若いワイン（「ゲツベルグ フランコフカ2013」）との飲み比べをさせてもらいました。ソムリエ氏によると、２つはヴィンテージの違いのみならず、造りの違いもあるとのこと。バルサミコ酢のソースを添えた鳩のローストに合わせて、新旧２つを少しずつ試してみました。 鳩のローストとフランコフ...
2018.01.22
ここ数年、新春にオヤジ仲間と勝沼詣でをするのが恒例となっている。 昼前にかつぬま葡萄郷駅に着き、ほうとうで腹ごしらえし、ワイナリーを数件回って夜に宴会。終電で帰るのがお決まりのパターンだ。今年は駅に着くとシトシト冷たい雨が降っていた。5人のオヤジはタクシーに分乗し、まずはほうとう屋へと向かった。 ほうとうは山梨県の郷土料理である。小麦粉を練って切った幅広の麺を、味噌仕立ての汁で煮込む。具はネギ、カボチャ、ニンジン、白菜、キノコ、それに油揚が一般的だ。一見、うどんが入った味噌仕立てのけんちん汁のようだが、うどんほどコシはなく、さりと...
2018.01.18
チェコと聞いてワインが頭に浮かぶ人はどのくらいいるでしょう？ チェコは国民１人当たりのビール消費量が世界一というビール天国で、どこに行ってもおいしいビールには出会えますが、ワインはそれほど目立ちません。しかし、ワイン・ジャーナリズム界の重鎮、ヒュー・ジョンソン翁がかつて語ったように、チェコはドイツ、オーストリアという“ワイン強国”と国境を接し、トカイで知られるハンガリーもすぐ近くという地理的条件にあり、「良いワインができないはずがない」のです。事実、この国では古くからワイン造りが行われていて、近年は国際的に評価されるワインも出てきています。国内消費が８割ほどと高い割合を占めることが、...
2018.01.12
贅沢なもの、珍しいものが食卓に並び、“お宝ワイン”もどんどん開けてしまう年末年始は、新たなペアリングの可能性を試す好機です。今回もいろいろと成果があったので、その報告をしましょう。 年末には毎年、神奈川・川崎の卸売市場からブリと牡蠣を送ってもらうことにしています。おおよその量と予算を告げて、あとはお任せ。今回は、ブリは隠岐の島のものが１kg強、牡蠣は長崎・小長井のものが１ダース届きました。ブリは刺身、ブリしゃぶ、カマ焼きで、また殻付き牡蠣は生牡蠣と焼き牡蠣にして堪能しました。同じ素材でも生か加熱するかで合うワインも当然違ってきます。例えばドイツ・ファルツ、ア...
