スペインの「アンチエイジング・ワイン」 その2
2017.09.21
ボバル種のワインを求めてまず訪ねたのは、セッロガリーナというボデガ(ワイナリー)です。オーナーのサンティアゴ・ベルニア・マルティネス氏は薬剤師として50年ものキャリアを積んだ人。しかし、ワイン造りへの愛着が捨てがたく、2006年に畑を、08年には醸造所を購入。マルティネス氏の名刺に刷られた「ビティクルトール(ブドウ栽培家)」という言葉に彼の覚悟のほどが窺えます。9haある畑のうち8haにボバルが植えられています。一部には樹齢90年を超える古木もあるとのこと。ボトル詰めしてリリースしているのはボバル100%で造る1銘柄のみ。生産量は年間わずか16800本とのこと(日本未輸入)。 ...