POMEROL 2000
2016.10.06
このワインは、かなりの拾い物。 ずっと前に飲んだ時は、まだ硬くて、その本領を発揮していなかった。 いまは、まさに飲み頃。 グリセリンだねー!と、昔よく使ったワードで姉貴と盛り上がってしまった。 グリセリンなんか飲んだことないのに、そういいますよね(笑)。 動物的なブケを携えながら、植物の油脂のような柔らかなコクがある。 2000年という偉大なヴィンテージの象徴とも言える華やかな果実味を抱き抱える包容力、練り込んだ粘土を思わせる力づよい粘りを感じた。 混沌とした世界観を描きながら、そこに不思議な調和を表現する、ピエト・モンドリアンの抽象絵画を思い浮かべた。 素晴らしいワインだ。