SALON COLUMN
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フィリップ・パカレ 2011
2016.09.17
連休。東京を脱出して、室温20度の山荘にきている。そして、雨音を聞きながら、今晩はこんなワインを飲んだ。 向かって左、ボディは若く、きっとしっかりしてるだろうと思ったが、意外と熟成が進んでいて、少し寂しい味がした。散り始めた紅葉のように。 右は、久々に飲む自然派のスター生産者、フィリップ・パカレ、2011。これがしっかりと目線の定まったワインで、さすがはロック氏だなぁと感じいった。 素材とは何か。 名店と言われるレストランに行ってさえ、素材のうまさ、素材ならではの醍醐味を伝えることを忘れ、技巧に走っているパターンにでくわす。何をしたいのか、料理人の意図がわからなかったりね。でも、そんな料...
ボルドーの『ワイン博物館』
2016.09.15
ボルドーの『ワイン博物館』 http://www.laciteduvin.com/fr (公式) http://jp.paris-bistro.com/vins/vin-bordeaux/cite-du-vin に、十年間『神の雫』がディスプレイされ紹介されることになりそうです。 正式に決まりましたら、時期等、こちらの『神の雫騎士団』ページでお知らせしますので、ボルドー訪問の際はぜひお立ち寄りください。
Frog'sLeap1998
2016.09.11
その昔、このワイナリーが好きで、たくさん買って飲んだ。アメリカ、ナパ・ヴァレーの「フロッグスリープ」。カエルがジャンプするエチケットも、自然との共生を思わせるデザインで、今も「いいなあ」と思う。そのフロッグスリープの旗艦キュベ、「ラザフォード」98年を久しぶりに飲んだ。98年だから、もう18年経っている。私がもっている最も古いフロッグスリープだ。 開けてすぐは眠っているようだったが、香りはすぐにたちあがってきた。カベルネソーヴィニヨンほぼ100%(フランが少し入っていたかもしれないが、98年はどうだったかもう記憶にない)のこの堅牢なワインは、きっと、リリース直後は渋く濃厚で硬い味...