ローザン・ガシー 1983年
2016.06.30
ローザン・ガシー 1983年。 まだ、寝ている。 でも、充分に美味しい。 この眠れる森の美女を、目覚める前に飲みきってしまわないように……
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2016.06.30
ローザン・ガシー 1983年。 まだ、寝ている。 でも、充分に美味しい。 この眠れる森の美女を、目覚める前に飲みきってしまわないように……
2016.06.12
この作り手のワインを、ほんとに久しぶりに飲んだ。ジャン・ポール・マニヤン、シャンボール・ミュジニー・レ・サンティエ2005年。華々しいドメーヌではないし、エチケットもなんとなく地味である(エチケットって服装みたいなもんで、デザイン地味だと、微妙に地味な印象になりがちですよね) このシャンボール、確か、リリースしたばかりの時は結構酸味が強くて、無愛想なワインだった印象がある。 しかしおよそ10年たった今、とても近づきやすくなった。とんがった酸味はかなり丸くなり、ワインを支える柔軟な背骨として機能している。 でも、やっぱ地味だね。風を受けて柔らかくしなる竹林のように、風情あるが地味。これが個...
2016.06.04
モンジャール・ミュニュレ・エシェゾー2008年。 抜栓してすぐに、素晴らしい香りを放つ。 色はすでにややレンガがかった赤で、グラスの中で美しいグラデーションを描き出していた。 ブケが横溢していたからなのか、不思議と夜のイメージ。湿り気を帯びた、静かでロマンティックな夜だな、なんて思っていたら、ディナーを終えて見送りに出てきてくれたシェフが、「ああ、もう夏の匂いですね……」と、つぶやいたのを聞いてはっとなった。 ワインのイメージが、初夏の軽井沢、夜の森の香りとデジャヴのように重なった。 こういうワインに出逢うと、やっぱり深みにハマっていくなぁ……。