ロタ2008
2016.01.20
チリのワインのレベルは、年々上がっていると思う。 昔感じた微妙な薬臭さも、今は一定以上のワインにはなくなったし、何より見ている方向が変わった。 若いワインは、開けてすぐに飲めるが、翌日まで置くとさらに複雑さを増すものも多くある。 この「ロタ」は僕たちと交流もあるムートンの元醸造責任者、パスカル・マーティ氏の作品。 さすがのエレガンスだ。 ひと昔前のオーパスワンがお好きという向きにもお勧めしたい。 オーパスを成功させたのも、実はパスカルの功績と言っていい。
―――――――― 最新記事一覧 ――――――――
――――――― 最新記事一覧 ―――――――
2016.01.20
チリのワインのレベルは、年々上がっていると思う。 昔感じた微妙な薬臭さも、今は一定以上のワインにはなくなったし、何より見ている方向が変わった。 若いワインは、開けてすぐに飲めるが、翌日まで置くとさらに複雑さを増すものも多くある。 この「ロタ」は僕たちと交流もあるムートンの元醸造責任者、パスカル・マーティ氏の作品。 さすがのエレガンスだ。 ひと昔前のオーパスワンがお好きという向きにもお勧めしたい。 オーパスを成功させたのも、実はパスカルの功績と言っていい。
2016.01.14
ギイヤールのラヴォー・サンジャック2002年です。 かなりしっかりした酸があり、まだ長熟しそうです。この造り手の村名を「神の雫」に出しましたが、久々に開けるとその時の記憶が蘇ります。 また、このワインはそういう「切なさ」を携えてもいるのです。 もし、同じワインをこれから開けられる方がいらしたら、ぜひ、時間をかけてその変化、静かに花開いていく様をお楽しみください。
2016.01.13
こんなに美味しいポンテカネは久々に飲みました。ラトゥール88はまだまだ若々しく、まるで目鼻だちの美しい青年のようでした。 ルソー・リュショット・シャンベルタン・クロ・デ・リュショットは、飲み頃ややすぎていたようで、抜栓してすぐにふわっと甘く花開きましたが、グラスにそのまま長くはおけない様子でした。花火のように煌めいたあとは、静かに散っていきました。 ラトゥールは弟のコレクション、ルソーは私(姉)のコレクションで、神の雫を始めるずっと前に買ったものです。
2016.01.12
昨日の続きです。亜樹姉は、弟に、こんなワインをブラインドで出しました。そう、全米ナンバーワン・ピノノワールに選ばれて話題になったアントヒル・ファームス。彗星のように現れるや否や、アレヨアレヨという間に市場から消えたレア・ピノです。 供出温度はかなり低めだったのですが、大粒苺のような甘い赤系果実の香りがふわっとたちあがり、弟は「これはフランスのピノじゃないねえ」と、さすがにすぐ見抜きました。確かにこの温度では、ブルゴーニュはすぐ香りが上ってくることはあまりないかもしれない、ってくらい冷たかった。失敗です。「でも、カリフォルニアでもなさそうだな。新世界なのは間違いないけど。酸が綺麗に乗って...
2016.01.11
ジョセフ・ドルーアン、ムルソー 1er ペリエール2009年とお寿司のマリアージュです。 イメージは、『静かな夜の満月』でした。