SALON COLUMN

美の秘訣としてのWine ver.Health

2019.09.04



美の秘訣としてのWine ver.Health


私たちWinemuseはワインを愛する女性達が集まっていることもあり、「ワインをのめば綺麗になれるんですか?」「お酒は身体へのリスクもあるけど、ワインもでしょうか?」というお声をいただくこともしばしばあります。 健康や美容へ期待できるワインの効果は、国内外で日々研究がすすみ、新しい事実が発見されています。ただ、情報が多すぎて…。 ということで、健康や美容のプロフェッショナルや専門家であり、Winemuseのメンバーでもある女性達に、ワインにまつわるちょっと気になるQ&Aにお答えいただきました。ぜひ美の秘訣として、皆さまのWineLifeに取り入れていただきたいなと思います。 今回は美の秘訣の健康編として、ご紹介させていただきます。



福岡県で歯科医師としてご活躍の向井知理さん。ご自身もワインがお好きで、大変グルメでもいらっしゃいます。そんな知理さんにお聞きしたのは、歯とワインの関係にまつわる素朴な疑問です。 Q:ワインをのんでいるとよく聞くステインって、そもそも何?歯の着色汚れは、どう対処するのが良いの? →A:赤ワインがお好きな方には、きっとコーヒーやチョコレートもお好きな方も多いと思いますが、これらの中にはポリフェノールが多く含まれています。この色素が歯についたものを「ステイン」と呼びます。 なぜ、歯にステインがついてしまうかというと、歯の回りには目に見えない「ペリクル」という膜があり、歯を守る一方、色素を吸着してしまうんです。なので、日々歯磨きをしていても、少しずつステインがついてしまいます。 なおかつ、歯のエナメル質は再石灰化を繰り返しながら、歯のダメージを修復しているため、徐々にステインが内部に取り込まれてしまいます。こうなると、ホワイトニングでステインを取り除くことになります。ホワイトニングは自費治療になりますし、虫歯や歯周病があるとできないこともあります。またホワイトニングの効果にも個人差がありますので注意が必要です。



Q:着色汚れを少しでも減らすために、気を付けられるポイントってある?ワインを飲む前に出来ることってあるの?

→A:日々のステインの軽減としては、やはりまず歯の表面をツルツルにしておくこと!ザラザラだと、着色もつきやすいです!
あとは歯の表面の乾燥もステインがつきやすい原因になるので、色の濃い物を口にする前後にお水を飲むのも効果的だと思います。
それでも、先ほどもお伝えした通り、少しずつステインがついてしまうので、歯科医院でのメンテナンスも大切です。メンテナンス時には歯石やステイン除去の他に歯の表面をツルツルに磨くこと(PMTC)もするので、すぐに違いを実感して頂けると思います。このツルツル感がとても気持ちよくて、私は月に1度しています。



Q:ワインには酸があるっていうけど、歯が溶けたりしない?その予防の方法ってある?

→A:ワインやお酢により、歯の表面が溶けてしまうこともありますが、これは毎日長時間お口の中に酸性の物を含む方に多いです。お口の中の唾液により、酸性に傾いたお口の中の環境をアルカリ性に戻していきます。 なので、歯を磨く際は酸性に傾いている食後すぐよりも、食後30分程度がよいと言われています。虫歯や歯周病予防のためにも、3ヵ月ごとのメンテナンスをオススメします。

口元は女性も男性も気になる部分ですよね。これらのポイントを上手に取り入れれば、ワインのステインや酸ももう怖くないですね。
最後に、知理さんのお気に入りワインを教えてもらいました。

→A:私は元々ソーヴィニヨン・ブランが好きなんですけど、最近飲んだ”ドッグ・ポイント・ヴィンヤード・ソーヴィニヨン・ブラン”はとても美味しくて、お値段もお手頃価格です。ご興味のある方はぜひお試しされてみてくださいね。



つづいては、薬剤師としてご活躍の坪井由貴子さん。ワインがお好きということはもちろん、ワインの魅力に対してもご本人らしいアプローチを日々研究されています。そんな由貴子さんに、お薬の専門家からの視点でのワインについて伺いました。

Q:ワインはヨーロッパでは昔からお薬として使用されることもあるけど、どんな効果が期待できるの?ワインってどんな病気に対して良さそう?

→A:ヨーロッパでは血管に作用する薬として用いられています。 「ヨーロッパの、特にワインをよく飲む国では心筋梗塞で亡くなる割合が少ない」と聞かれたことはありませんか? 一番の理由に「ワインにはポリフェノールが沢山含まれている事」が挙げられますが、ワインに含まれるポリフェノールの中でも一番抗酸化力が高い「プロアントシアニジン」という成分は、静脈瘤や網膜症などに使われています。動脈硬化は心筋梗塞などの大きな血管の病気になる前段階としてよく見られますが、これは酸化やストレスなどにより血管の壁が傷つき、血管の壁が硬くなり、血行不良を起こすものです。
ワインのポリフェノールが持つ抗酸化力がこれに一役買っていると言われています。
実を言うと、ワインは日本でも国が定める規定を満たせば、医薬品として認められているんです。
実際に医療現場では見かけることは殆ど無いのですが 笑
ますますワインの魅力に迫りたくなりますね!


日本薬局方・・・日本薬局方は、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第41条により、医薬品の性状及び品質の適正を図るため、厚生労働大臣が薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて定めた医薬品の規格基準書です。 (以上 厚生労働省HPより抜粋)



Q:体調不良の時にワインってのんでも良い?飲み方で気を付けることや、対策ってあるの?

→A:ワインに含まれるアルコールには、血流を良くすることで体を温める効果があります。例えばヨーロッパでのワインの民間療法には「ホットワイン」があり、温めたワインをのむことで胃腸が温められ血流が良くなる、というアルコールの利点を発揮できます。
反対に過度の飲酒は体を冷やし、抵抗力も下げてしまいます。アルコールの良さを打ち消し、風邪を悪化させてしまう事になるので注意が必要です。例えば、養命酒はワインと同等のアルコール度数があり毎日飲むことで体質改善ができる市販の医薬品ですが、正しく飲んでも、その量は1日60ccと少量です。 定期的に医療機関を受診されている方や、風邪が長引いて治りにくい時は、ぜひ嗜好品や習慣を医師に伝えるようにしてみましょう。



Q:ワインやお酒を飲むと頭が痛くなるのはなぜ?対策方法ってあるの?

→A:ワインで起こる頭痛の原因は大きく2つ、「ワインに含まれる成分によるもの」と「アルコール代謝でできるもの」に分かれます。

○まず、頭痛をひきおこす要因となるワインに含まれる成分は「酸化防止剤」「ヒスタミン・チラミンなどのアミン類」「タンニン」の主に3つです。
酸化防止剤である亜硫酸塩によるものが原因だと、1杯目ですぐ反応が出てきます。 ワインに限らずチーズを食べるだけでも頭痛がする方は、ワインに含まれるヒスタミンやチラミンなどのアミン類に反応し、体がサインを出しています。特に免疫が崩れ気味で喘息症状があったり、アレルギーに敏感な時期は体が反応しやすくなっていることが多いです。
また、渋みの成分によるタンニンによっても頭痛が起こります。もしコーヒー・紅茶・お茶でも頭痛を起こしたことがある方は、タンニンが合わない体質かもしれません。
これらの防止策としては、どれも原因となる成分を避けることが一番良いです。亜硫酸塩によるものは、より酸化防止剤を使わないビオワインに変えてみたりすると症状が緩和されます。アミン類に反応する方は、時期を見合わせたり、どうしても避けられない場合は常備薬を準備したり、継続的に薬を飲んでおくなど、日頃の体質を調整しておくのが良いでしょう。

○2つ目はアルコールが分解される途中にできるアセトアルデヒドによる頭痛です。 いわゆる「二日酔い」の状態として頭痛吐き気として症状が出ます。これは体のアルコールの分解が追いつかない時に起きてしまいます。もともと日本人には、このアセトアルデヒドを分解する酵素が少ないので症状を起こす人が多いと言われています。
私の場合、ワインと水を同時に用意し、交互にゆっくり飲むようにしています。これだけで体に入るアルコール度数が薄まり、脱水のリスクも少なくなるので、体にも負担をかけづらい状態を作る事ができます。

皆様、どれか当てはまるものはありましたか?
一人ひとりのご体質に合った方法で、ワインと共に一緒に過ごす時間を楽しめるツールになれば幸いです。



Q:薬剤師が考えるワインと美容の関係は?

→A:美容から見るワインの魅力は、何と言ってもポリフェノールが何種類も含まれていることだと思います。それらの抗酸化作用は体を老化から守ってくれるだけでなく、ぶどうの果皮に含まれる「レスベラトロール」という成分は、特に若返りの遺伝子のスイッチをオンすると言われています。この若返り遺伝子は「サーチュイン遺伝子」と呼ばれ、普段は働いていませんが、いつもの食事より2〜3割のカロリー制限をすることで、眠っていた遺伝子が全身で呼び覚まされるというまさに夢の遺伝子!
でも、普段からずっとカロリー制限をするのは難しい…。
そんな時、カロリー制限をした時と同じ働きをしてくれる食品成分の一つがレスベラトロールなんです。なんて素敵!この遺伝子は2000年に発見されて以来、老化・肥満予防の成分として、海外では様々な病気の治療にも役立つのでは、と創薬研究が進められる他、巷ではサプリメントとしても注目を浴びています。
と言えどもワインはアルコールですし、量によってはサプリメントも良いのかもしれません。レスベラトロールと同じような働きをしてくれる食品成分は、緑茶や玉ねぎにも含まれています。日本には沢山のサプリメントが流通しているので、含量と品質を見極めながら「栄養素は基本的に食事から摂ること」を薬剤師としてオススメしたいです。 ワインを飲んだときは「ちょっと体にいいことしているな♪」と思いながら楽しんでいただけると嬉しいです。

ワインといえばポリフェノール、というイメージは皆さんおもちではないでしょうか。さらにワインのもつ成分をもう少し細かく知ることで、体へ及ぼすメリット・デメリットがクリアになりました。
最後に、由貴子さんのお気に入りワインを教えてもらいました。
→A:一番のお気に入りは、”ブレッド&バター・シャルドネ(BREAD&BUTTER CHARDONNAY)”です!
薬剤師向けのワインセミナーで出会ったワインなのですが、初めて口にした時、こんなシャルドネに出会ったのは初めて!と驚きました。バターと樽の香りをいっぱいに感じさせる味です。
アメリカ大統領主催のランチミーティングでも供された1本だそうです。ぜひお試しくださいませ!



ワインを美容や健康のツールとしても気兼ねなく楽しみたいと思うのは、ワインがお好きな方なら、誰しも思うことではないでしょうか。Winemuseのお二人の専門家のアドバイスを活かして、上手にワインを楽しんでいただきたいと思います。
健康あってこそのワインの喜び。

どうぞ、今日も幸せな乾杯を!


●Chisato Mukai
●Yukiko Tsuboi


Winemuse東京代表 柴原史佳(FUMIKA SHIBAHARA)
2017 Miss Wine 準グランプリ。香川県出身。日本舞踊家(西崎流名取師範・西崎緑乃佳)、女優、フードアナリスト、ソムリエ(J.S.A.日本ソムリエ協会認定)。新宗家西崎流家元・西崎緑を師とし、日本舞踊家としてステージ等の出演を行いながら講師としての教授も行っている。これまでの表現者としてのフィールドを拡大し、自身の愛するワインを中心に食の情報発信も行っている。



Discography


「Beautify with wine」ワインは人生を美しく豊かにしてくれる。人と人とを結ぶ架け橋。様々な世界で活躍する女性アンバサダー達がワインをキーワードに集まり、「ワインの魅力と楽しみ方」を通じて、ちょっぴり素敵なライフスタイルを提案。


https://wine-muse.jp




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