ジャン・ポール・マニヤン、シャンボール・ミュジニー・レ・サンティエ2005年
2016.06.12
この作り手のワインを、ほんとに久しぶりに飲んだ。ジャン・ポール・マニヤン、シャンボール・ミュジニー・レ・サンティエ2005年。華々しいドメーヌではないし、エチケットもなんとなく地味である(エチケットって服装みたいなもんで、デザイン地味だと、微妙に地味な印象になりがちですよね)
このシャンボール、確か、リリースしたばかりの時は結構酸味が強くて、無愛想なワインだった印象がある。
しかしおよそ10年たった今、とても近づきやすくなった。とんがった酸味はかなり丸くなり、ワインを支える柔軟な背骨として機能している。
でも、やっぱ地味だね。風を受けて柔らかくしなる竹林のように、風情あるが地味。これが個性ってもんなんでしょうか?
しかしこのワイン、なんか飲んでほっこりする。昔登った山が、いつ訪れても同じように迎えてくれるような、懐かしい気分になる。
ブルゴーニュにしては価格もバカ高くない。たまにはこんな酒を、懐かしい映画を観るように飲んでみるのも、悪くないかもです!^ ^